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CADmeister Ver.12.0 (64ビット) 日本語版

CADmeister
【2024,10月】 CADmeisterはワイヤフレーム・サーフェス・ソリッド混在のハイブリッドモデラです。
CADmeister, サーフェス・ソリッド間の集合演算はもちろん、データモデルの違いを意識しない自由なモデリング環境を提供します。  ・サーフェス・ソリッドのシームレス活用  ・パラメトリック・非パラメトリックの自由な使い分け  ・柔軟なカスタマイズ性  ・リカバリスタートで安心 。
製品 CADmeister バージョン 12.0 (64ビット)
言語 日本語版 分類 CADソフト

CADmeister V12.0は「3D化の促進」をキーワードに開発しました。

 

プレス金型向けのレイアウト検討の3D化により、
3Dデータを初期工程から後工程まで活用できるようになりました。

 

Excel連携では雛形設計及び設計標準化を支援します。
また標準部品作成、モールド金型向けのPL線/PL面自動作成では業務効率化を支援します。

 

そしてCAM機能の曲面・穴あけ加工自動化では作業工数削減と共に、
作業者スキルに依存しない安定したパス品質を実現します。

CADmeister 国産唯一の3次元統合CAD/CAMシステム

複雑な形状も自由に表現できるモデリング機能に金型専用機能を加え、設計から製造まで幅広い業務範囲をカバーするトータルシステムです。

CADmeister 製品コンセプト

「デザイン」を「かたち」に そして「かたち」は「創造」を超える

常識や限界を超えたデザインから、新しい「かたち」を造り出す現代の匠たち。
そのこだわりにお応えするのが、これからのCAD/CAMシステムの使命だと私たちは考えます。
CADmeisterは、「ものづくり」にこだわる現代の匠のベストパートナーとして、
革新的技術の開発に挑戦しつづけます。
「創造」を超えた「かたち」を実現するために。

CADmeister CADmeisterの開発

  1. 日本のCAD/CAM黎明期から時代の先端を走るお客様とともに研究・開発を進めてきました。
  2. そこで培った最先端技術と豊富な経験を基にCADmeisterは開発されました。
  3. CADmeisterの開発計画は、お客様からのご要望を基に策定されます。

CADmeister 金型業界

金型業界で1000 社を超えるユーザー様に ご利用いただいております

  1. ダイレクトサポート
    自社開発ならではの一貫体制で速く・きめ細やかなサポート
  2. ニッポン品質
    日本のものづくりの技術力を反映したシステム
  3. オールインワン
    設計から製作まで各工程をカバーする機能群

CADmeister CAD機能

CADmeister モデリング(BASE/ADVANCE)

CADmeisterはワイヤフレーム・サーフェス・ソリッド混在のハイブリッドモデラです。

サーフェス・ソリッド間の集合演算はもちろん、データモデルの違いを意識しない自由なモデリング環境を提供します。

4つのポイント

  1. サーフェス・ソリッドのシームレス活用
    CADmeisterでは何の環境も変えずにワイヤフレーム・サーフェス・ソリッド混在のモデリングが可能です。
    立体同士で和/差/積などの集合演算をおこなうのは当然のこと、立体と曲面の演算も可能です。
    サーフェス・ソリッドのシームレス活用
  2. パラメトリック・非パラメトリックの自由な使い分け
    パラメトリック機能を利用して、設計変更やさまざまな呼び寸法を持つ標準部品の設計、既存モデルからの流用設計などをおこなうことができます。
    パラメトリック、非パラメトリックは自由に使い分けることが可能です。
    IGESで取り込んだデータを使用してパラメトリックでモデリングを開始することも可能ですし、 パラメトリックである程度のところまで設計し途中で非パラ化することもできますので パラメトリックの手順を意識することなく柔軟に設計することが可能です。
    パラメトリック・非パラメトリックの自由な使い分け
  3. 柔軟なカスタマイズ性
    数百にもおよぶ細かい環境設定が可能なので、ユーザ様の環境に合わせてCADmeisterを柔軟にカスタマイズすることができます。
    また、専用スクリプトでオリジナルコマンドを作成することも可能なので、 自社で蓄積しているノウハウをデータベース化してCADmeisterで利用することもできます。
  4. リカバリスタートで安心
    CADmeisterを保存せずに異常終了した場合でも、次回起動時にリカバリスタートすることで、前回終了直前の状態から作業を開始することができます。

サーフェス・ソリッド機能

  1. サーフェス機能
    基本立体の作成に適しているのはソリッドでのモデリングです。
    CADmeisterでは勾配体、円柱円錐、らせん体など多種多様なソリッド立体が作成可能です。
    ソリッド機能
  2. サーフェス機能
    形状修正を行う際は、ソリッド機能で修正するよりも面単位で操作が出来る サーフェス機能で操作した方が作業効率が良くなります。
    修正だけではなく、複雑な形状を作成する場合も ソリッドよりサーフェスの方が作成しやすく作業効率が向上します。
    サーフェス機能

多用なフレット掛け機能

  1. フィレット掛け
    一般的な玉転がし法に加え、断面R、平面Rでのフィレット掛けも可能です。徐変フィレットも簡単に作成できます。
    フィレット掛け
  2. フィレットボカシ
    対象となるフィレット面を指示するだけで、フィレットの合流部にも1コマンドで面をはることができます。
    フィレットボカシ
  3. 自動フィレット
    指示した立体の稜線部を自動的に検出し、フィレット掛け処理を行います。
    図面にある「指示無きR」部に対するフィレット掛けに最適です。
    事前に稜線に対してR値指示をすることにより1コマンドで複数Rの同時作成が可能です。
    自動フィレット
  4. 一括フィレット
    同値のRを掛けたい部分が複数存在するような場合、1コマンドで複数のフィレットを作成することができます。
  5. 分岐フィレット
    複数境界線の合流箇所に対するフィレット掛けを容易におこなうことができます。
    分岐フィレット

面品質改善機能

面整形
フィレット合流部などシワや折れのある面を、周辺面と接連続な歪みのない面に張り直します。
面整形

生産要件機能

  1. 収縮対応
    等倍以外にもXYZ軸方向ごとに伸び尺指示が可能です。
  2. オフセット処理
    難しい形状に対しても高度なオフセット処理をおこなうことができます。
    面品質等の問題でどうしてもオフセット出来ない部分があったとしても、CADmeisterは可能な範囲を自動判定しオフセットします。

測定・評価機能

  1. 測定
    勾配角検査・重量・体積の算出をしたり、線や面の距離を測定することができます。
  2. 評価
    面のうねりや歪みが無いかを検査するための、曲率表示・パラメータ一定線表示・等高線表示機能や、アンダカット部検索、断面表示といった評価機能が豊富に用意されています。

CADmeister STL図形編集ツール(STL-EDIT)

STL-EDITは、主に3D測定機で計測し、CADに取り込んだSTL図形を活用していただくために必要な編集機能群です。

主な機能

  1. 簡略化
    STL図形の形状特徴を保ちつつ、要素数を減らすことを特徴とします。
    簡略化方法として、削減率と目標数の2種類があります。
    簡略化
  2. ノイズ除去
    測定時のノイズなどの影響による非連結部やスパイク状に突出したフェースを補正します。
    1. ■非連結メッシュシェルの削除
      非連結メッシュシェルの削除
    2. ■突出頂点の補正
      突出頂点の補正
  3. スムージング
    STL図形を滑らかにします。
    フィレット状の部分の形状が大きく変化しないことを特徴とします。
    スムージング
  4. 位置合わせ
    対象STL図形を、目標となる要素(STL図形又は面)と一致するように移動します。
    移動方法として、3種類があります。
    1. ■3点位置合わせ
      3点位置合わせ
    2. ■自動位置合わせ
      自動位置合わせ
    3. ■ハンドルによる位置合わせ
      ハンドルによる位置合わせ
  5. 穴埋め
    STL図形の穴(個別指示、または全部)を埋めます。
    1. ■簡易穴埋め
      簡易穴埋め
    2. ■押し付け変形解析による穴埋め
      押し付け変形解析による穴埋め
  6. トリム
    STL図形を、CADの曲線や無限平面を利用して、トリム又は分割します。
    トリム
  7. 延長
    STL図形の外周位置を、指示された長さだけ延長します。
    1. ■範囲指示なし
      指示された外周全域を延長します
      範囲指示なし
    2. ■範囲指示あり
      外周のうち指示された範囲のみを延長します
      範囲指示あり

CADmeister データ交換ツール (DATA EXCHANGE)

得意先から送付されるデータの種類は様々です。データの授受は最も重要な工程の1つです。

CADmeisterでは、様々なCADから精度良くデータを受け渡すための強力なデータ交換ツール群を提供しています。

得意先と同じCADを入れるべきなの?

CAD/CAM システムにはそれぞれ得意な分野があります。 得意先が製品設計や意匠設計向けのCAD を導入していた場合、 ただデータを受けられるというだけで同一のCADを導入して、はたして自社業務はスムーズにこなせるのでしょうか?

モノづくりに必要な、ぼかし・勾配掛け・収縮・オフセットの機能は十分ですか?

3次元加工にスムーズに対応できるでしょうか?

データ交換のために本来の業務に支障をきたすのでは本末転倒です。 得意先が増えるたびに得意先にあわせて CAD を買い揃えるのも得策ではありません。

まずは自社業務に最もあった機能のCADシステムを選択した後、得意先に応じたデータ交換オプションを選択するようにするといいでしょう。

標準フォーマットによるデータ交換と直接データ交換

異なるCADシステム間のデータ交換には、標準フォーマットによるデータ交換と直接データ交換があります。

  1. 標準フォーマットによるデータ交換
    標準フォーマットを経由してデータ交換する代表的な中間フォーマットには、IGES、JAMA、STEP、JT、STL、DXFなどがあります。
  2. 直接データ交換
    各CADの独自フォーマットを直接扱いデータ交換します。変換するCADシステムごとにコンバータが必要になります

データ交換の種類

CADmeister では標準機能のデータ変換とオプションでのデータ変換があります。

CADmeister 機能概要
  1. 標準パッケージ データ交換サポートフォーマット
    ・IGESファイルのインポート・エクスポート
    ・JAMA-ISファイルのインポート・エクスポート
    ・DXF、DWGファイルのインポート・エクスポート
    ・CADCEUSファイルのインポート・エクスポート
    ・STLファイルのインポート・エクスポート
    ・XVLファイルのエクスポート
    ・VRMLファイルのエクスポート
  2. オプションデータ交換サポートフォーマット(別途ライセンスが必要です)
    ・STEPファイルのインポート・エクスポート
    ・CATIAv4ファイルのインポート・エクスポート
    ・CATIAv5ファイルのインポート・エクスポート
    ・Unigraphicsファイルのインポート・エクスポート
    ・SolidWorksファイルのインポート・エクスポート
    ・JTファイルのインポート・エクスポート
    ・I-DEASファイルのインポート・エクスポート
    ・Pro/ENGINEERファイルのインポート・エクスポート
    ・TDEXファイルのインポート・エクスポート
    ・TOGOファイルのインポート・エクスポート
    ・NCVIEWファイルのエクスポート

各データ交換の特徴及び仕様

  1. IGES、JAMA-IS
    相手のCADに合わせた推奨パラメータを提供しているため、精度良くデータ交換をすることが可能となります。
  2. DXF、DWG
    変換パラメータにより様々な設定を行うことが可能です。
  3. CADCEUS
    CFIOファイル入力は配置、レイヤ、履歴情報などの情報も取り込みます。
    指示したオブジェクト(パート、アセンブリ、シート、ビュー) をCFIOファイルとして出力します。
    作成されるCFIOファイルは履歴情報を持たない非パラメトリックデータになります。
  4. STL
    STL (Stereo Lithography) は、光造形分野の標準フォーマットです。
    ソリッドデータをテキストまたはバイナリでSTL形式に変換できます。
    STLデータは、STL_入力に対応したコマンド (距離マップや見込み変形機能など) で利用可能です。
  5. XVL
    XVL (eXtensible Virtual world description Language) は、ラティス・テクノロジー社で開発された3Dデータ形式です。
    XVL形式のファイルを確認したい場合はXVL Playerが必要です。
  6. VRML
    インターネットのブラウザーを通して回転/拡大など3次元CADデータの確認が可能です。お取引様や社内他部門との打ち合わせに有効です。
  7. STEP
    製品データの表現およびその交換を規定したISO国際標準のファイル形式です。変換できるSTEPファイルの形式は、AP203、AP214です。
    AP203 では、製品情報、点・線・面、複合面、立体、アセンブリを交換できます。
    AP214 では、製品情報、点・線・面、複合面、立体、アセンブリ、および形状の属 性(表示属性、グループ、レイヤ)を交換できます。
  8. CATIAv4
    CATIA Ver4の標準外部ファイル形式は、モデルファイル (*.Model) です。
    インポート  モデルファイル、順次ファイル(*.exp)の対応バージョンはV4.2.5です。
    エクスポート モデルファイルV4.2.5に変換します。
  9. CATIAv5
    CATIAv5の標準外部ファイル形式は、パーツファイル (*.CATPart)、アセンブリファイルは、プロダクトファイル (*.CATProduct) です。
    インポート  対応バージョンはR13~R28(V5-6R2018)です。
    エクスポート 対応バージョンはR15~R28(V5-6R2018)です。
    注:「CADmeister CATIA V5 Translator」のインストールが必要です。
  10. Unigraphics
    インポート  Parasolid形式(*.xmt_txt,*xmt_b)対応バージョンは、Ver.7.0~Ver.30.0です。
    エクスポート Parasolid形式(*.xmt_txt)Ver.7.0に変換します。
  11. SOLIDWORKS
    インポート  Parasolid形式(*.xmt_txt,*xmt_b)対応バージョンは、Ver.7.0~Ver.30.0です。
    エクスポート Parasolid形式(*.x_t)Ver.7.0に変換します。
  12. I-deas
    インポート/エクスポート 中間ファイルはENF形式(*.armo,*.enf_ide)です。
    注:I-DEAS側に「Elysium DirectTranslator」のインストールが必要です。
      DirectTranslator EX8.0の対応CADバージョンはNX I-deas 6.3,6.4,6.5,6.6です。
  13. Pro/ENGINEER
    インポート/エクスポート 中間ファイルはENF形式(*.armo,*enf_pro)です。
    注:Pro/E側に「Elysium DirectTranslator」のインストールが必要です。
      DirectTranslator EX8.0の対応CADバージョンはCreo Parametric 2.0, 3.0, 4.0です。
  14. JT
    形状データ(点・線、XT B-Rep、JT B-Rep)とポリゴンデータ(ポリゴン、ポリゴンライン)をJT形式に変換します。
  15. TDEX
    トヨタ自動車(株)にて規定しているデータ授受用のファイル形式です。
  16. TOGO
    トヨタ自動車(株)が開発した統合CAD/CAMシステム(TOGO)のファイル形式です。
  17. NCVIEW
    Aiソリューションズで開発された切削シミュレータシステムで扱えるデータ形式に変換します。

CADmeister プレス金型

CADmeister 型構造設計支援

プレスモジュールは、プレス金型設計を支援します。 大きく分類すると設計支援機能、モデリング支援機能、後工程支援機能の 3つから構成されます。 後工程支援機能はさらに、ソリッド検証機能、図面作成機能、手配情報関連機能、加工連携機能に分けられます。

設計初期では製品形状から、裏肉面作成、セクダイ作成、スプリング選定、標準部品配置などを専用コマンドで支援します。

設計完了時は部品属性を利用して部品表を自動作成、干渉検査、型構造検証コマンドで検図をサポートします。また、加工特徴を利用して CAM 連携を可能とします。

設計初期のコマンド

  1. 裏肉面作成
    裏肉面作成コマンド 製品パネル形状から鋳物形状作成のための裏肉面を作成します。
    裏肉面作成
  2. セクダイ形状作成
    トリム(抜き)刃先形状、フランジ刃などのセクショナルダイや鋼材カッター用の形状作成が可能です。また、スクラップカッターは専用作成機能で、素早く作成可能です。
    セクダイ形状作成
  3. 鋳抜き穴
    直感的な操作で鋳抜きの穴あけを行なうことが可能です。
    鋳抜き穴

部品配置・移動

標準部品や、部分雛型(ガイド構造部、U溝)等の配置部品の位置を決める時に、試行錯誤を繰り返しますが、部品配置や移動コマンドで、初期検討を支援します。

部品配置・移動

モデリング支援機能

プレス金型特有の形状作成コマンドで構造設計を支援します。

  1. フランジリフター
  2. 三角リブ
  3. 棚形状作成
モデリング支援機能

部品属性

部品名、部品番号、メーカー名など部品表に載せるべき項目に情報付加できます。また、個別の項目をカスタマイズで追加可能です。

部品属性設定

部品属性

加工特徴・加工限界検査

  1. 平面、曲面、穴の加工特徴をつけてCAMへ連携できます。
  2. 使用工具を設定し加工限界の検査が可能です。

ソリッド検証機能

干渉チェック、型構造検証、スクラップ落下検討など金型の検証をサポートします。

  1. 干渉チェック
  2. 型構造検証
  3. スクラップ落下検討

部品表

付加した部品属性を活用して部品表を作成します。

  1. 部品表データ作成
  2. 部品表作成
  3. 部品表編集
  4. 部品表のテキスト出力

図面化

部品属性から風船を作成、加工特徴から仕上げ記号作成など2D図面化も専用コマンドが支援します。

CADmeister 応力解析

CAD/CAEシームレス型の応力解析機能です。設計者がCAEを意識せずに、CAD上の簡単な入力操作で、応力解析を行うことができます。

応力解析

簡単な入力操作で、応力解析が可能です。

応力解析

応力解析結果表示

応力解析コマンドで得られた保存結果を素早く呼び出すことが可能です。

応力解析結果表示

CADmeister 簡易トリム展開・ブランク展開作成

「簡易成形シミュレーション」は簡易的なプレス成形シミュレーションツールです。 設計初期段階で見積もりのためのブランク展開ラインや、フランジ展開ライン(トリム展開ライン)をすばやく求めることが可能です。 また、板厚減少率やワレ・シワ解析機能により、成形不具合の早期発見が可能です。

ブランク展開

製品形状からすばやくブランク展開ラインを平面上に展開することが可能です。

  1. ■ ブランク展開
    ブランク展開
  2. ■ 板厚減少率
    板厚減少率
  3. ■ ワレ・シワ解析
    ワレ・シワ解析

フランジ展開

製品形状のフランジ展開ラインをすばやく金型形状上に展開することが可能です。

■ フランジ展開(トリム展開)
フランジ展開

CADmeister ダイレイアウト設計支援

「DL設計システム」は設計段階からの品質向上のために、DL設計を3次元で行うための支援ツールです。 DL設計を3次元で行うことにより後工程(型設計、NC~現場)で発生する不具合を前倒して事前検討&対策することで「手戻りのないものづくりプロセス」を実現します。

スタートポイント検討

製品形状データから重心を計算し、スタートポイントを設定する機能です。

スタートポイント

スタートポイント検討

プレス方向検討/カム方向検討

各評価をおこないながらプレス方向/カム方向を検討します。

また、製品ローテーション角度に関して、DL設計者がプレス方向検討時に、小数点以下で決定しても、最終的にはシステムが角度や回転順序等を最適なものに変更します。

それらの情報はXMLやCSVで出力できます。

評価機能(あたりタイミング、たて壁測定、アンダーカット、トリムコンディション、ピアスコンディション)

プレス方向検討/カム方向検討

評価機能/情報出力

工程設計を行う際の評価機能として下記機能を用意しています。

  1. 穴簡易評価
  2. 形状深さ測定
  3. トリムコンディション
  4. パネル集合展開切替
  1. 工程レイヤ一覧
  2. DL情報出力
  3. Press部品配置情報出力
評価機能/情報出力

ビード作成

簡単な入力操作で、ビード形状と、図面へ添付するビード形状の詳細図も同時に作成します。

ビード作成

最大R掛け線

直感的な入力操作で、最大R掛け線を作成できます。

最大R掛け線

工程シンボル配置

面倒な工程図のシンボル配置を一括かつ簡単に作成できます。

配置するシンボルは、ユーザ自身で登録できます。

工程シンボル配置

工程表配置

直感的な操作で面倒な工程表を作成できます。

工程表配置

穴工程割り振り/ピアスリスト

穴の加工工程の割り振りを行います。穴はピアスリストコマンドによりエクセルに出力が可能です。

  1. 穴工程割り振り
  2. ピアスリスト

プレス機設定

加工するプレス機を呼び出すことにより、プレス機の形状及び仕様を確認することができます。 プレス機を設定することにより、レイアウト設計の検討をスムースに行うことができます。

  1. プレス機設定
  2. ステージセンター
  3. 型センター
  1. パネル配置点定義
  2. パネル自動配置
プレス機設定

ピアス定義/部品自動仮配置

穴形状に対して、ピアスを配置することができます。 また、プレスの部品を仮配置することができます。 この情報を後工程である型設計に連携することで型設計の工数を短縮します。

  1. ピアス定義
  2. 部品定義/DL部品_工程変更
  3. DL部品工程変更/DL部品削除/DL部品一覧/DL部品配置
  1. 部品配置エディター
  2. Press部品自動仮配置
ピアス定義/部品自動仮配置

搬送性検討機能

トランスファーの搬送曲線を表示して搬送の検討をすることができます。

  1. 搬送曲線作成
  2. パネル搬送経路表示/フィンガー搬送経路表示
  1. 上型固定時の干渉経路表示
搬送性検討機能

カム成立性検討

簡単なカムスケッチを配置、立体化してカムの空間成立性を検討することができます。

  1. カムスケッチ配置
  2. カムプロパティ

スクラップ落下検討

形状データからスクラップ形状を作成し、スクラップの落下方向、落下軌跡等の検討ができます。

  1. スクラップ形状定義/スクラップ形状グループ化
  2. スクラップ包含立体作成
  1. スクラップ落下軌跡作成
  2. スクラップ移動・回転

CADmeister モデリング・見込み変形支援

プレス金型特有の成形・精度見込み形状、パネル搬送時に金型部位との干渉確認時に必要な自重たわみ形状、材料特性やSTL図形を参照した見込み変形モデリングを、素早く、高精度に作成することで、ユーザ様の短納期対策を支援いたします。

見込み変形モデリング

  1. ねじれ見込み変形
    設計者が成形シミュレーションやパネル測定によって得られた見込み量を、簡単な入力操作で、元面サーフェースへ折り込むことをできます。
    ねじれ見込み変形
  2. STL図形を利用したねじれ見込み変形
    見込み量を示すSTLデータの領域が変形対象面の一部であっても力学的変形手法により不足している領域部分のSTLデータを自動補間し、元面全体に対する自然な見込み面を生成します
    STL図形を利用したねじれ見込み変形

成形・精度見込み形状

  1. スプリングバック
    スプリングバック機能で、角度と移動量を意識した変形が可能です。
    スプリングバック
  2. オーバークラウン
    ・オーバークラウン機能で、パネルの自重たわみ、型のたわみを意識した変形が可能です。
    オーバークラウン
  3. 大穴埋め
    簡単な入力操作で、材料特性を考慮した高度な穴埋めができます。
    大穴埋め
  4. 面延長
    面延長

搬送確認

  1. 自重たわみ
    簡単な入力操作で、搬送時の自重たわみ形状が作成できます。
    自重たわみ

CADmeister リバースエンジニアリング支援

「リバースエンジニアリング支援」として、PRESS-FORM-PLUS-IIを提供しています。

PRESS-FORM-PLUS-IIは、板成形シミュレーション解析結果(NASTRAN形式)を直接参照することで、初期精度見込みの向上を実現します。 また、非接触測定機で測定した点群ファイルをSTL化データを活用することで、トライアウト結果を素早く反映します。

リバースエンジニアリング支援

CADmeister ドロー雛型設計ナビゲーションツール

ナビゲーションツール(Dynamic Navigator)を利用して設計を進めることで、スキルに依存することなく、短時間で完了することができます。

多くの製品に対応したドロー雛型データの編集操作を、Dynamic Navigatorのコンテンツを利用して進めることで、スキルにあまり影響を受けることなく、短時間で完了することができます。 なお、ドロー雛型データはフィードバータイプのトランスファープレスに対応しています。

実績:Cowl Topドロー型設計が8時間で完了(形状処理時間は除く)

  1. シングルアクションドロー型
  2. 形状面はインサート構造