PAM-STAMP 2Gは直感的な操作性を実現するユーザーインターフェースと、 高精度・高速なソルバー、プレス成形解析に必要かつ有効な機能を備えた プレス成形解析統合ソリューションです。
詳細な成形性の解析や スプリングバックの予測など、プレス部品・金型設計をサポート。 デザインレビュー、引き合い段階や工程設計段階での成形性評価から、 スプリングバック後の製品精度評価まで、あらゆるフェーズで金型設計者を 強力に支援します。
部品形状のみでの計算と、金型形状を用いる計算が可能。スプリングバック計算は移動硬化やヤング率のひずみを考慮。スプリングバック量を見込んだ金型形状を求める機能がある。
ESIグループは2017年2月10日、板金成形解析ソフトウェアの最新版となる、「ESI PAM-STAMP 2017」をリリースした。ESI PAM-STAMP 2017では、プログレッシブ金型やトランスファー金型のセットアップ効率が改善されている。また、ユーザーインターフェイスの再設計により、必要クリック数の削減と作業効率の大幅な改善を実現している。
成形工程の忠実な再現でプレス型設計・製作の 短納期化・低コスト化・高品質化を支援する板金プレス加工専用CAEソフト
PAM-STAMP 2Gは、製品評価から詳細な成形性・スプリングバック量を見込んだ金型形状の検討までプレス部品・金型設計者を強力に支援する次世代のプレス成形シミュレーション(CAE)ツール
シミュレーションを有効活用するために必要なプリプロセッサ、ソルバー、ポストプロセッサをトータルパッケージし、机上トライアウト環境を実現。
初心者からハイエンドユーザーまで、幅広くご利用いただけます。
PAM-INVERSE/TFAは、部品の設計段階や見積もり検討段階など、金型データの無い段階でも製品形状だけで成形性を解析します。数分で展開ブランク算出ができ、材料コスト見積り作成に効果を発揮します。また、製品形状のみで簡易成形性予測ができるので、部品設計段階での生産性対策が容易に行えます。ガイド機能により、初めての設計者でも容易に設定ができます。
PAM-DIEMAKERは、部品形状から金型加工法案(ダイフェース、余肉まで)を高速に作成します。加工方向を自動決定し、自由曲面のダイフェースを瞬時に作成。基本断面をトリム抜き角評価をしながら、パラメトリック設計するだけで、煩雑な面張り作業やフィレット作成作業から解放されます。
DMP(並列計算)による高速化はもとより、PAM-AUTOSTAMP 3倍速モードにより、解析精度を保持したまま計算時間を従来の1/3化できるようになりました。成形評価サイクルの短期化や最適化機能の活用が可能になります。
吉田-上森モデル/Y-Uモデルを採用することで、バウシンガー効果と見かけのヤング率の予ひずみ依存性を考慮が可能となり、より高い予測精度が得られます。
Die Compensationは、PAM-AUTOSTAMPのスプリングバック解析の結果をもとに自動で金型形状を修正する機能です。スプリングバック後の形状が設定された交差内に収まるまで、数回のスプリングバック計算を行い、自動的に見込み量を求めることが可能です。
PA M -STA MP 2Gに装備されたブランク・トリムライン最適化モジュールは、設計者に変わって自動でトリム/ブランクラインを調整しながら、数回の計算を行い、形状を交差内に収めることが可能です。
PAM-AUTOSTAMPでは、解析データワークフローに従いTool Editor やProcess Macroといった支援ツールを活用することで速やかに間違いのない解析設定が可能です。
Tool Editorではメニューに従って作業するだけで、型設計CADデータから解析用の金型モデルを速やかに準備することができます。
Process Macroは、各加工プロセスに応じて用意されているマクロに従って解析条件を入力することで、入力漏れや不適当な値を入力することなく設定作業が完了します。