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AutoForm Plus R5 (64ビット) 英文版

【2024,10月】 AutoForm Formingは、プレス成形工程や部品のデジタル計画および検証に関して、豊富な機能を備えたソフトウェア製品ラインを提供します。
製品 AutoForm Forming バージョン R5 (64ビット)
言語 日本語版 分類 プレス成形
対応OS:WINDOWS 7 (64ビット),WINDOWS 8.1(64ビット),WINDOWS 10(64ビット)

AutoForm-StampingAdviserを使用して、部品や工程のフィージビリティ評価、そしてブランク形状、材料の歩留まり、ブランク・コストの検討を、迅速かつ簡単に実行できます。そして、しわ、われや過剰な板減の危険性、そしてブランクの展開形状と材料コストの評価など、プレス成形の品質問題に関するフィードバックを得ることができます。

AutoForm-StampingAdviserの最も基本的な用途は、金型形状を考慮しない、部品形状のみに基づいた初期のフィージビリティ評価です。これらの解析では、部品を修正したり、また必要に応じて、ブランクホルダ面や仮想的な余肉を自動作成することも可能です。さらには、AutoForm-DieDesignerで作成したドロー型の3D形状を元に、成形解析やブランク展開を実行することもできます。AutoForm-StampingAdviserでは、適切なダイフェースから成形性の問題を迅速に特定し、またブランク形状、材料の歩留まりやブランクのコストを決定します。
AutoForm-Explorerを使うことで、簡単かつ迅速にシミュレーションを設定し、重要な結果変数を評価することができます。工程計画の策定者や工程エンジニアにとっては、プレス成形部品の製造工程を詳細に定義および評価することが可能になります。

また結果の解釈も、迅速かつ簡単に実行できます。セミオートマチックな不具合特定機能によって、プレス成形上の不具合やそのタイプ、発生場所を迅速に特定できます。同期化されたマルチデザイン・ビューを使用して、特定した不具合の状態を追従し、すぐに比較できます。さらに、このソフトウェアでデジタル・ストーニング手法を使って、サーフェスの不良を簡単に可視化することもできます。

AutoForm-TryoutAssistantは、実際のトライアウトをデジタルに支援します。トライアウトでは、要求された品質で部品を生産できるようになるまで、ドロー型の修正ループを繰り返します。修正や是正作業は不可避ですが、回避できた各修正ループは、それ自体が時間および費用の節減に直結します。

AutoForm-TryoutAssistantでは、AutoForm-Sigmaで作成したエンジニアリング・データを基に、エンジニアリングの要件に見合う形状および工程パラメータの修正案が提示されます。金型工場において、エンジニアリング部門およびトライアウト部門の双方に確かな利便性を感じていただけるよう、このソフトウェアは開発されました。トライアウトを効率的に行うには、両部門の作業を連動させることが重要です。AutoForm-TryoutAssistantは、部門間の直接のコミュニケーションを促進することで、トライアウトの工程を支援します。

成形可能性または工程のエンジニア、工程計画の策定者や金型メーカーは、AutoForm-DieDesignerを使って、プレス成形工程全体のダイフェース・デザインの代替案を迅速に作成することができます。ダイフェース・デザインを作成したら、AutoForm-FormingSolverによる工程のシミュレーションに使用します。結果は、AutoForm-Explorerで評価できます。ダイフェース・デザインをシミュレーションおよび結果評価に完全に統合することで、工程および金型コンセプトの複数の代替案をごく短時間で評価できるだけでなく、成形可能性、品質およびコストに関する最善のコンセプトを選択できます。

AutoForm-DieDesignerの構造は明確かつ論理的であるため、CAD部品形状のインポートからダイフェース・デザインまでの全工程について、段階を追いながら操作を進めることができます。また工程の理解が深まり、複数の工程にまたがる工程設計やシートの挙動を検証することが可能になります。

AutoForm-DieDesignerは、金型設計全体へリンクされたモデルに基づくため、中間工程だけではなく部品形状までも簡単に修正できます。最適なダイフェース・デザインが決定したら、任意のCADシステムへサーフェスをエクスポートし、作業を継続することができます。

AutoForm-HemPlannerを使って、シミュレーションに必要な金型形状を作成するだけでなく、ヘミング工程を簡単に定義および最適化できます。この工程はサーフェスの外観と品質に影響があるため、精度が非常に重要です。AutoForm-HemPlannerを使えば、ヘミング工程の定義を効率化できます。その結果、金型有効面の設計は、経験に基づくコスト高な試行錯誤型の検討に依存する必要がなくなります。このソフトウェアは、ロール・ヘミングおよびテーブル・トップ・ヘミングに対応し、また、製品開発工程の段階に応じて、クイック・ヘミングとアドバンス・ヘミングの2つのタイプをサポートします。

このソフトウェアでは、ドローのダイ・レイアウトや成形工程が決定していない、製品開発や製造計画の早期段階で、クイック・ヘミングを使用できます。ドローおよび成形工程の詳細がすでに定義されているエンジニアリング工程では、アドバンス・ヘミングを使用できます。

AutoForm-Compensatorでは、正確なスプリングバックの計算または計測されたスプリングバックのデータをもとに、金型サーフェスを自動修正します。ユーザーが見込み補正領域を定義すると、スプリングバックの計算結果をもとに、その領域が自動的に見込み補正されます。見込み補正形状を使い、迅速で正確な金型の検証が行えます。

ダイフェースはスプリングバックと反対方向に見込み補正されます。このソフトウェアでは、金型面全体または選択した領域のみを修正できます。金型内に複数の領域を定義できるため、見込み補正を分析的にコントロールできます。

見込み補正した金型形状は、次のシミュレーションに自動的に適用されます。定義した公差内に収まる最終部品形状が、最小限の修正ループで作成できます。

AutoForm-CostEstimatorは、OEMおよび金型メーカー向けに設計され、工程計画およびコスト見積もり段階でいち早く金型コストを計算できます。このソフトウェアでは、金型コストに影響する部品の詳細が、自動的に生産ステップに関連付けられます。マウスを数回クリックするだけで、AutoForm-CostEstimatorは定義された生産順序に基づいて金型コストを計算します。そのため、生産コンセプトの代替案を分析的に評価し、もっともコスト効果の高いコンセプトを迅速に特定できます。

部品形状のフィーチャー自動検出と、組み込まれたコスト計算エンジンにより、AutoForm-CostEstimatorは、従来のExcelベースのワークシートや、煩雑で面倒な手作業による計算に代わる理想的な手法です。AutoForm-CostEstimatorを使って、CAD部品データおよびプレス成形工程に基づいて、さらに高い一貫性と信頼性で、迅速に金型コスト見積りを作成できます。

AutoForm-DieAdviserを使用することで、AutoForm-FormingSolverのシミュレーション結果を基に、最適な金型設計と最も効果的な摩耗保護コンセプトを決定できます。このソフトウェアでは、金型材料、硬化、および金型コーティングの耐久性は、生産量とプレス・ストローク率を考慮して決定します。

AutoForm-DieAdviserによって、部品開発の早期段階の金型設計を向上させ、また金型の高い耐久性とコスト削減を実現することが可能になります。特に金型設計やプレス成形の分野にAutoForm-DieAdviserを適用することで、超高強度鋼など新たな材料の導入、プレス・ストローク率の向上、潤滑剤の消費量削減といった課題に対処することができます。

AutoForm-TrimはAutoForm-FormingSolverと併用し、ブランク外形線の決定、そしてトリム金型のトライアウトにて最適なトリムラインを検討するためのツールです。このソフトウェアでは、ドロー型とトリム型を同時に設計できます。

多工程のプレス成形工程には、最適なトリムラインが必要です。トリム工程の前工程の最後に、部品境界が目標の形状や寸法となるよう、トリムラインを最適化します。

ニア・ネット・シェイプ製造(クラッシュ・フォーミング)を行うには、最適なブランク外形線が必要です。クラッシュフォーミング工程の最後に、部品境界が目標の形状や寸法となるよう、ブランク外形線が最適化されます。