FeatureCAM 2019 R1 ( 64 ビット) 日本語版

FeatureCAM    製品製造情報

モデルから製品製造情報を直接インポートして表示できます。

情報には、公差設計と幾何公差 (GD & T)、テキスト注釈、サーフェス仕上げ、材料の仕様などが含まれています。

サポートされるファイル形式:

• PTC Creo
• Dassault Catia
• Siemens NX

FeatureCAM    Vortex ツールパス用の下穴ドリル加工

FeatureCAM 2017 では、Vortex ツールパスの進入動作用にドリル済みの穴を使用できるようになりました。

ドリル済みの穴を使うことで、らせんランピング(ヘリカル)を使用する際にかかるプログラミング時間を短縮できます。

下穴ドリルにより、らせんランピングが可能な特別なツールを用意する必要がなくなります。

FeatureCAM    より迅速なプログラミング

設計データから NC コード生成までのワークフローを自動化できます。

フィーチャ認識を使用した自動化により、設計データから切削加工できるフィーチャを自動的にスキャンし、識別して作成できます。

作成されたフィーチャには関連する加工操作に加え、加工を開始するために必要な情報がすべて含まれているため、プログラミング時間を短縮できます。

このようにフィーチャを作成することで、反復作業を削減し、ヒューマン エラーを防止できます。

シミュレーションでツールパスを検証でき、また NC コードを即座に生成してパーツをさらにすばやく作成できます。

FeatureCAM      フィーチャ認識

フィーチャ認識により 切削加工できるフィーチャを設計データからスキャン、識別、作成できます。 これは次の方法で実行できます。

• 自動認識ですばやく結果を確認
• 細かな調節を行うためインタラクティブに実行
• 必要に応じて両方を併用
• 設計変更後に再認識を実行

FeatureCAM    ビルトイン インテリジェンス

お客様の製造に関する知識を基に、FeatureCAM がインテリジェントに加工方法を判断し、お手伝いします。

ツール、ステップオーバー、ステップダウンなどが自動的に選択されます。これによりプログラミングの一貫性が確保されます。

これらのパラメータは、操作の一環として設定するものです。

操作はすべてフィーチャと結び付いています。そのため、フィーチャの寸法や加工法を変更すると、その変更を反映して操作が自動的に更新されます。

複数のフィーチャを作成すると、プロセス プランニングが動的に更新されます。 これにより、目的とする結果を基に、最適な加工順序を決定できます。

FeatureCAM     プログラミングのコントロール

ツールとマテリアル ライブラリ、フィードと速度テーブル、加工のアトリビュート リストを使い、パーツの加工方法を標準化できます。

特別に変更する場合は、フィーチャのアトリビュートで、個々のフィーチャをコントロールできます。

パーツ ライブラリを使いフィーチャを保存すれば、別のパーツで再利用できます。

切削加工設定では、材料またはプログラミング対象のマシンに応じて、異なる設定を保存して適用できます。

FeatureCAM      衝突回避

衝突回避では次のことを自動的に実行できます。

• モデルの指定領域を回避
• ツールのジオメトリに基づいてツールパスをトリム
• ツールを傾けてパーツと衝突する危険性を防止

FeatureCAM     クランプと固定具

パーツのプログラミング時に、工作物保持具を考慮することができます。

クランプと固定具のインポートとシミュレーションは、次のものから選択できます。

• 事前に定義した標準的なモデルのライブラリ
• ユーザが独自にカスタマイズした設計のソリッド モデル

自動クランプ回避機能により、ツールパスを更新して工作物保持具との衝突を回避します。

イケールや複数の固定具を縦型および横型フライス盤で使用して、生産加工速度を高めることができます。

FeatureCAM     ストック モデル

ストック モデルを使うことで、パーツ加工時にストック マテリアルの残りの量を考慮することができます。

前の操作を参照してツールパスを制限することで、エアー カットを回避します。

荒取り操作のツールパス計算中にストックを動的に更新し、ツールパスをトリムして、モデルと残りのストック (取り代) の両方を確実に回避します。

FeatureCAM     シミュレーションとビジュアライゼーション

シミュレーション ツールでプログラムを検証します。

追加コストやマシンのダウンタイムにつながるような衝突をチェックできます。

パーツの比較を使用して、プログラミングしたパーツと設計の公称値との差異をハイライト表示できます。

FeatureCAM     マシンの移動制限

パーツが物理的に加工可能かどうか、生産工程に渡す前に確認できます。

マシンの設計ファイル内のすべてのマシン軸の移動に対して制限を設定できます。

シミュレーション中に制限を超えると、制限に達したことを警告します。

FeatureCAM       スイス型旋盤

FeatureCAM 2017 は、デュアル パスのスイス型旋盤用のプログラミング機能で、加工サポートをさらに強化します。

ストックのスライド運動のシミュレーションや工具の自動マッピングを使用できます。また、プログラムの同期化を行う際の重ね合わせや両端ドリル加工など、高度なオプション設定ができます。

このソフトウェアを使うことで、CNC スイス型旋盤のプログラミング時間を短縮しながら、プログラミングの一貫性を向上させることができます。

FeatureCAM      CNC フライス加工

ソフトウェアは 3 軸、4 軸、5 軸加工をサポートしており、ヘッド ヘッド型、テーブル テーブル型、ヘッド テーブル型の CNC マシンなど、さまざまな構成を使用できます。

これには、一般的にミルターンと呼ばれる旋削機能を備えた 5 軸加工も含まれます。

FeatureCAM       CNC 旋削加工

次のような、旋盤のプログラミングを強化する専用の手法と機能が使えます。

• 自動コーナー丸めによるバリ取り
• チップ切断、アンダーカットの検出、再加工機能を備えた旋盤ツールパス
• 自動転送などのパーツの取り扱い
• 振れ止めとテールストックによるパーツの支持

FeatureCAM      ターンミル センター

ドラッグアンドドロップ操作でターレットとスピンドルを同期させて、サイクル タイムを削減できます。

自動ピンチ フォロー旋削加工では、自動的に待機コードが配置され、送り速度や材料の除去スピードを倍増できます。

ミニ ターレットやマルチツール ブロックなどの高度なツール ホルダーにより、マシンの性能が向上し、ツール交換の必要性を削減できます。インデックス化が可能なヘッドを持つマシンでは B 軸旋削加工が可能になります。

FeatureCAM      バーフィード ミル

縦型ミルのアーキテクチャで、パーツ連続生産機能を併せ持つミルターン マシン類を使用できます。

B 軸ヘッドと、切り取りと工作物保持に使うサブスピンドルやバイスをコントロールできます。

FeatureCAM      ワイヤ放電加工

ワイヤ EDM マシンのプログラミング時間を短縮し、精度が高く正確なパーツを生産できます。

ウィットネス マークを防止する進入方法、ワイヤ加工専用のツールパス戦略、幅広い切削加工データベースで、高品質のサーフェスをさらにすばやく実現します。

FeatureCAM      幅広い加工機に対応

次のようにさまざまな CNC 加工に対応したツールがそろっています。

• ミルターンを含めた 3、4、5 軸ミル
• 2 軸旋盤と複数軸ターンミル
• デュアルパスのスイス型旋盤
• バーフィード ミルとワイヤ放電加工

FeatureCAM     スイス型旋盤加工

ツールパスを作成する前にマシン モードを定めることで、スイス型旋盤を完全にコントロールできます。

スイス型旋盤特有の加工法を使い、先行投資にかけられる予算、利用できる工具、生産量に応じて、パーツ製造のオプションをさまざまに選択できます。

FeatureCAM      サイクル タイムの効率化

PartMaker には、切削加工の操作とプロセスを同期して最適化するツールが用意されています。

操作を同期することによって、マシンの操作性を最大限に高め、サイクル タイムを効率化できます。

ピンチ ミーリングや両端ドリル加工などの加工法を使用し、またメインおよびサブスピンドルの操作を同期することで、サイクル タイムを短縮できます。

時間予測グラフで各スピンドルの需要を確認できます。

待機コードを配置して NC プログラムの各系統を同期化して表示することで、加工操作の順序を簡単に視覚化できます。

FeatureCAM     CNC の互換性とシミュレーション

PartMaker は世界各国の切削加工機メーカー製のさまざまなスイス型旋盤をサポートしています。

切削加工機メーカーと協力することで、幅広いポストプロセッサのライブラリの保守と開発を実現しました。

ポスト プロセスに加えて、マシン シミュレーション ツールで、マシンにプログラムを送信する前にプログラムを検証できます。

FeatureCAM      NC コード

生産性ツールで NC コードとポストプロセッサを表示して編集できます。

これらのツールを使用することで、NC コードに 1 回限りの微調整を加えることができます。

プログラムを永続的に変更する場合や、NC プログラムの外観を整えるために変更する場合は、ポストプロセッサを直接編集できます。

FeatureCAM      ブローチ加工

PartMaker は、インデックス ブローチ加工と回転ブローチ加工の 2 種類のブローチ加工操作をサポートしています。

ブローチ加工ツールでは、ストックのインデックス位置を加工する前に設定できます。

複数のストックのインデックスを設定する場合は、複数のカットを使用し、カットの数とカット間の角度の増分を選択できます。

FeatureCAM       クラウドベースのツーリング

メーカー固有のツールをクラウドから直接ダウンロードして、ツール作成時間を短縮できます。次の 3 社の切削ツール メーカーに対応しています。

• Iscar
• Kennametal
• GW Schultz

最新のツール データベースにアクセスして、注文前に作業用ツールをダウンロードして検証できます。

FeatureCAM      改善された 2.5 軸フライス加工手法

輪郭とポケットのフライス加工用の新しいツールパス戦略で、効率的なツールパスと NC プログラムを作成するツールが強化されました。

高度な戦略により、次のことが可能になりました。

• ツールのソートと並べ替えでサイクル タイムを短縮
• 取り残し加工でエアーカットを回避
• Vortex ツールパスを使用して材料の除去率と工具の寿命を改善