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VERO Visi CAD/CAM 2019 R1 日本語版(64ビット)

【2024,10月】 VISIは、モールド金型・順送プレス金型の設計製造に特化したCAD/CAM/CAEソリューションです。
強力なハイブリッドモデリング環境に、樹脂流動解析機能を持つモールド金型設計モジュールや、段階的板金展開機能を持つ順送プレス金型設計モジュールを組み込むことが可能です。さらに加工時間の短縮と工具寿命延長を可能にした"Waveform"による2軸から同時5軸切削加工モジュール、2軸4軸対応のワイヤー加工モジュールも搭載可能です。金型業界に特化した統合システムとして高い生産性を実現することができます。
製品 VISI CADCAM バージョン 2019R1 (64ビット)
言語 日本語版 分類 CAMソフト
対応OS:WINDOWS 7 (64ビット),WINDOWS 8.1(64ビット),WINDOWS 10(64ビット)

VISIは、PCベースの世界最先端の金型設計製造ソリューションです。VISIにはワイヤフレーム・サーフェスモデル・ソリッドモデルを統合化したモデリング環境と、高速演算アルゴリズムを使用した2軸・3軸加工から同時5軸加工までの豊富な加工機能があります。樹脂流動解析機能を持つプラスチック金型設計モジュールや段階的板金展開機能を持つ順送プレス金型設計モジュールなどの業界に特化したアプリケーションを使用することにより、金型メーカーは高い生産性を実現することができます。

VISI MODELLING ハイブリッド・モデリングシステム金型設計製造のためのハイブリッドモデリング
VISIシリースすべての基盤となるモジュール「VISI MODELLING」は、Parasolidカーネルに独自開発のサーフェース機能とモデル解析機能、2次元製図機能を備えた本格的な3Dハイブリッドモデリングシステムです。
自由度の高いモデリング機能は、余計な拘束や履歴によるデータ膨張を防ぎ、複雑な3次元形状でも軽快に編集することが可能です。
作業のテンプレート化や豊富な金型設計支援アプリケーションなど、提供された製品データからの金型設計業務を強力にサポートします。

豊富なCADデータ受け入れ体制で様々な取引先の依頼に対応
VISI 対応ファイル
CATIA V4/V5/V6、ProENGNEER、UNIGRAPHICS、SolidWORKS、SolidEDGEをダイレクト変換できる他、PARASOLID、IGES、STEP、JTなどの豊富なCADデータ変換機能を有し、直接編集することが可能です。
不具合が含まれているようなデータであっても対象部分のみを読み飛ばすなど、大容量データでも素早く開くことができます。充実した受け入れ体制を容易に築き、多くの取引先からのデータ供給に対応することができます。

金型設計のためのモデリング環境
モールド金型設計において、供給された製品データをいかに効率よく金型に考慮した形状に編集することができるかが重要になってきます。
VISI MODELLINGは、金型設計に特化したシステムならではのモデリング環境を整えています。

常にキャビ・コア面を認識しながらのモデリング
VISI MODELLING キャビコア表示
リアルタイムシェーディング機能により、キャビ面・コア面が色分けされた状態で表示されます。
常にキャビ・コア・アンダーを確認しながら全ての編集作業においてリアルタイム表示されるため、都度、曲面解析や勾配解析などに切り替える必要がないため、作業時間の短縮を実現します。

自在な座標系設定で設計環境を整頓
VISI MODELLING 座標系
アセンブリ状態から切り離された製品データの座標系は、決して金型に都合の良い方向を向いているわけではありません。
元の座標を維持しながら、金型設計を考慮した製品用座標やスライド用座標・特殊部品用座標などを自在に設定し、ビューを切り替えることで効率的な設計環境で作業を進めることができます。

編集可能な曲面解析機能
VISI MODELLING 曲面解析
対象要素にマウスを重ねるだけで要素情報を即座に分析し、傾斜角や曲面属性情報などを明示的に表示します。一覧形式で表示される各数値は直接編集できるうえ、コピー&ペーストで他の要素に反映させることもできます。
これにより、元データと編集データでの条件統一や、公差内での微調整などが可能になります。

強力な曲面・曲線編集機能で、抜き勾配・パートラインを快適に設計
金型設計において抜き勾配の付加は最も重要な工程といえます。しかし、抜き勾配を必要とする面にブレンド(曲面)が接している場合、最適な勾配を得られないことがあります。その場合、ブレンドを解除し勾配を付けたあと、再度曲面を作り直さなければなりません。
VISI MODELLINGは、ソリッド・サーフェイス・ワイヤーフレームを組合せたハイブリットモデリングによる強力な曲面・曲線編集機能で、抜き勾配・曲面再生成からパートライン作成までを素早く柔軟に対応することができます。

自動・半自動でパートラインを作成
>VISI MODELLING 自動パートライン作成
製品モデルを選択するだけで、パートラインを自動抽出し、パート面の作成からキャビ・コアソリッドモデルを作成することができます。
自動抽出されたパートラインが要望どおりのものでない場合でも、VISIの柔軟な曲線編集機能でなめらかなパートラインに編集することが可能です。

>VISI MODELLING パートラインの修正
接合情報から最適な曲面作成・自動パッチ面
>VISI MODELLING 自動パッチ
曲線やエッジなど選択した要素を基に、接合を考慮した最適な曲面を自動的に作成します。 複数の結果がある場合はエッジの再選択や接合条件を加えることにより、より理想的な曲面に編集することもできます。
曲面精度を保証するために、新たに作成された曲面と元の曲面を比較し、最大/最小距離や曲面偏差をチェックすることができます。

フェース情報を考慮した穴埋め機能
>VISI MODELLING 穴埋め
選択したフェースやボディの穴に対して曲面を作成します。これにより欠落した空間であった場所にもパートラインを引くことが可能になります。
実行時のオプションで作成される面のタイプや縫合・単純化なども指定することができます。

柔軟で強力なブレンド機能で狙いどおりの曲面作成
断面形状ブレンドエッジブレンドエッジ可変ブレンド一定半径ブレンド楕円ブレンド断面形状ブレンドエッジブレンド

曲面を再作成する際、隣接する要素が変更されたことにより元の条件では曲面を作成できないという現象が起こることがあります。
これらに対応するために、楕円や曲率を使用してのブレンドなど、数多くのブレンド曲面作成機能を有しています。

抜き勾配・フィーチャ編集
>VISI MODELLING フィーチャ編集
金型に対応したモデル編集に必須である抜き勾配付けやフィーチャ編集も容易に行うことができます。
抜き勾配付けでは、フェース基準やエッジ基準、更にはブレンド接合状態を保持したまま抜き勾配を付加するなど、目的に合わせた編集が可能です。
フィーチャ編集では、ボス・リブ・穴などのフィーチャをダイレクトに移動したり複写することができます。また、円筒フェースの径変更なども容易に行えるので、成形品の公差を狙うために必要な各部の寸法変更にも容易に対応することができます。

曲面の延長
>VISI MODELLING 面延長
面の長さが足りず、ブレンドなどによる曲面作成ができないような場合でも、面延長機能により対応することができます。
延長される面の形状は、オプション設定により任意の指定ができます。

わかりやすい操作性で効率的に設計VISI MODELLING MENU
数多くの機能を有するVISI MODELLINGですが、各コマンドはシンプルなメニューとわかりやすいアイコンベースなので、短期間で操作を習得することができます。
各コマンドにはオンラインヘルプを備えているので、操作に戸惑った場合でも即座に理解することが可能です。
また、操作性に関連したアイコンやクリックメニューなどは詳細なカスタマイズが可能なため、他のシステムを利用していた設計者でも快適な操作で運用することができます。

3次元データと連動したモールド金型2次元図面VISI MODELLING 金型図面
プロットビュー機能により、モールド金型設計に必要な関連文書と図面作成、金型組図を容易に作成することができます。これらの図面や書類はソリッドモデルにリンクしているので、モデル変更に連動して寸法などは自動的に更新されます。
また、詳細図や部分拡大図、任意の断面線を指定しての断面図、設計段階で部品データを自動で3次元形状に割り付けることができる部品表など、使い易く効率的な設計環境を容易に整えることができます。