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HyperMill v2016.1(64ビット) 日本語版

【2024,10月】 HyperMill、最先端の5軸テクノロジーは、秀逸な5軸ツールパス生成と無駄のない自動干渉チェック&回避を両立させ、複雑な5軸加工をシンプルなオペレーションで実現します。 更に5軸高速荒加工機能や、バレル工具を用いた多軸等高線仕上げ加工(タンジェントプレーン加工)など、常に一歩先を行く開発を行っています。
製品 HyperMill バージョン v2016.1 (64ビット)
言語 日本語版 分類 CAMソフト
対応OS:WINDOWS 7 (64ビット),WINDOWS 8.1(64ビット),WINDOWS 10(64ビット)

2D / Classic / Expert 2軸~3軸ミーリング加工

一般的な2軸加工から、フィーチャの自動認識による穴あけ、ポケット加工、プログラミングの時間を短縮するインテリジェントマクロ、モデル形状によってツールパス生成を使い分けられる等高線最適化加工、削り残り部加工、秀逸な干渉チェック等 実践で高い効果を上げる機能をお仕事に合わせて3種のパッケージから選択できます。

 

5Axis 5軸機能

5軸加工機で、2軸回転テーブルを回転させてからXYZの3軸加工を行う場合、もともと設定したワークの原点は、角度旋回後、位置が変わってしまいます。原点が変わらないように回転の中心を原点にした場合、傾斜軸と回転軸の中心がずれているとやはり原点位置は変わってしまいます。もし変わらなかったとしても、自由に設定できないのでは、作業上の問題が多々発生します。
この原点が変わることに対応する方法の例を説明します。

  1. 回転後の原点を回転中心からの距離から手動で計算し、別の原点として登録する。この方法は、角度が変わるたびに手計算を行わなければならない為、非常に面倒な方法です。
  2. マクロプログラムを作成し、角度旋回後の原点位置を制御機でその都度計算する。マクロプログラムを利用するメリットは、マクロコール時に角度の値をマクロプログラムに渡せることと、現在の原点位置をマクロ変数として取り出すことが出来ることから様々な角度変化に対し1つのマクロプログラムで自動処理できることにあります。この計算結果は、FANUC制御の場合、G10L2で他の座標系番号に書き込むか、原点変数に値を直接代入することにより原点変更を容易に行うことが出来ます。
    (マクロプログラムについての概要はマクロ概要で説明します。)
  3. 各制御機の機能を利用する。

2D、Classic、Expertの2~3軸基本モジュールに5軸オプションを追加して利用します、多彩な5軸ツールパスからお仕事に最適なものを選択しご導入いただけます。
4軸加工機は、XYZ軸移動の3軸加工機に回転軸を1軸付加したものとします。
 は、テーブルにX軸を中心に回転するインデックステーブルを付加した例で、円筒物の加工などに有効です。
 は、横型の加工機にY軸(上方向軸)を中心に回転するインデックステーブルを付加した例で、大物の側面を多面加工する場合に有効です。
 は縦型の加工機にZ軸中心に回転するテーブルを付加した例で、円筒端面に一定角度で穴開けを行う場合やXYストロークをカバーする為などの特殊な例です。

5軸加工機は、XYZ軸移動の3軸加工機に回転軸を2軸付加したものとします。
 は、テーブルにX軸中心に傾斜する傾斜テーブルを付加し、更にその傾斜軸の上に(傾斜軸が0度の状態で)Z軸中心に回転する回転テーブルを付加した例です。このタイプは、傾斜軸がX軸中心で傾斜するAC軸タイプ、傾斜軸がY軸中心で傾斜するBC軸タイプ、横型加工機で傾斜軸がX軸中心に傾斜し回転軸が(傾斜軸0度時に)Y軸中心で回転するAB軸タイプなどがあります。この加工機は小型の5軸加工機によく見られるタイプです。
 は、主軸ヘッドがZ軸中心に回転し、その回転ヘッドに(回転ヘッドが0度時に)X軸を中心に傾斜する傾斜ヘッドを取り付け、そこに主軸を取り付けた例です。この加工機は大型の加工機や木工機に見られるタイプです。
 はテーブルにZ軸中心に回転する回転テーブルを取り付け、ヘッドは、Y軸中心に傾斜する加工機の例です。これは中型の加工機や横型にし、複合旋盤の軸構成で見られる例です。