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Exa PowerFLOW 5.3c

【2024,10月】 PowerFLOW®では、独自の本質的に非定常な格子ボルツマン法に基づく物理解析により、実世界の現象を正確に予測するシミュレーションが可能です。PowerFLOWの製品群を活用することで、エンジニアは試作の完成に先立ち設計プロセスの初期で製品評価を下すことができ、通常、後段階で発生する設計変更にともなう追加費用を削減します。PowerFLOWでは、非常に複雑なモデル形状をインポートし、空力、空力騒音、および熱マネージメントシミュレーションを正確かつ効率的に実行することができます。
製品 PowerFLOW バージョン 5.3c
言語 分類 解析ソフト

各種車両に対する強固なソリューション

PowerFLOWは、自動車商用車産業機器鉄道、モータースポーツ、オートバイ、軍用車両、バス、航空宇宙など、各分野の流体設計における課題を正確にシミュレートします。

  • 空力:燃費効率、ハンドリング、ダスト付着および水汚れ、パネル変形、ドライビングダイナミクス
    • ダスト付着および水汚れ:  雨水のA ピラー乗り越え、汚れや埃の蓄積、タイヤの泥跳ね上げ
  • 熱マネージメント:冷却空気流れ、熱害、ブレーキ冷却、ドライブサイクルシミュレーション、キーオフおよびソーク、電子機器およびバッテリー冷却、RoA/吸気ポート
  • 空調:車室内快適性、HVACユニット、HVACシステムおよびファン騒音、デフロストおよびデミスト
    • 空力騒音:車室内風切り音、床下風切り音、ギャップ/シールノイズ、ミラー周辺騒音、サンルーフおよびウィンドスロップ、車外騒音、冷却ファン騒音
      • パワートレイン:ドライブトレイン冷却、排気システム、冷却ジャケット、エンジンブロック
    • PowerFLOWは、実験による手法や従来のCFD技術と比較して、明確な利点があります。

      複雑な形状にも対応

      形状の複雑性を問わず、PowerFLOWではタイムステップごとの解析結果が得られます。

      精度の高い非定常シミュレーション

      格子ボルツマン法をベースとした特許済みの流体シミュレーションにより、正確な非定常結果を得ることで、優れた機能設計が可能になります。

      完全統合・自動化された格子生成

      完全に自動化された流体格子生成により、コストと時間の削減を実現します。モデル形状を準備しシミュレーションパラメータを設定するだけで、すぐに解析を開始することができます。

      乱流モデル

      最先端のVLES(ベリーラージエディー・シミュレーション)モデルは、シミュレーションにおいて非定常な性質を本質的に捉えます。高レイノルズ数の課題に対する乱流境界層のシミュレーション機能を備えています。

      アプリケーション毎のテンプレート

      PowerCASEに、空力、熱、風切り音のテンプレートが追加され、ケース設定の大幅な自動化と設定工数の削減が可能になりました。

      高い並列化性能

      PowerFLOWは並列化性能が最適化されており、数百台ものプロセッサーで構成されたクラスタ環境にも対応します。

      多様なライセンス形態

      PowerFLOWは年間ライセンス契約またはオンデマンドの利用時支払いで使用でき、セキュリティ保護されたホスト環境の、パフォーマンスに優れたシステム上で稼働します。

      実回転形状のシミュレーション

      実際に回転する形状をシミュレートするPowerFLOWの機能により、HVACおよび冷却ファンの騒音と性能を実用的かつ正確に予測すること可能です。これは標準的な回転参照座標系モデルでは予測することができません。この機能はさらに、本質的に非定常かつ回転部品を持つあらゆるアプリケーションの精度を向上させます。

      ファン騒音および性能:軸流ファン、遠心ファン、遠心ファン、斜流ファン、クロスフロー ファンなどのシミュレーション;流速、圧力上昇の分析
      ブレーキ冷却
      タイヤの空力
      ポンプ、ブロワー、タービン、ミキサー など

      PowerFLOWシミュレーションに関する詳細につきましては、Exaリソースライブラリーをご覧下さい。